硬貨の預け入れは手数料が…

 


「ゆうちょ銀行では、17日から硬貨で預け入れや振り込みをする際、硬貨の種類にかかわらず、枚数に応じて手数料がかかるようになりました。」

ということを先月知りました。


他の金融機関ではすでに導入されていたとのこと。

それを聞いた家内は、100円玉以下の硬貨の貯金は止めて、500円玉だけ残すようです。


私が子供の頃、貯金は美徳でした。

といっても、母子家庭の我が家では貯金などできなかったですが…


昭和29年頃のある日

母が「市場で買い物をして1円玉が残ったらあげるから、貯金をしなさい。

550円貯まったらカメラを買えば?」


当時、子供用に550円の《スタートカメラ》というものがあり、市場の近くのカメラ屋のショウウィンドウに飾っていました。

私はそれをいつも欲しそうな顔で眺めていました。


550円貯まるのはいつごろになるのかな?

それよりも親は郵便局で貯金しなさい!

と言っている。

1円を預かってくれるのかな?


1円玉が何円か集まって、恐る恐る近くの郵便局に持って行ったところ

郵便局では簡単に通帳を作ってくれました。


カメラを買えるまでどのくらいの期間かかったか覚えていませんが、昭和30年の小学校の修学旅行には間に合った様です。


そのカメラ、私の記憶では

 ファインダーは枠があるだけ

 シャッタースピードは一定

 絞りは板に何個かの穴が開いて、「快晴/晴れ/曇り」を切り替える

ようになっていたようと思います。


しばらくは遠足などに持って行っていましたが、中学3年ころになると二眼レフカメラなどを持ってくるものが現れ、さすがにスタートカメラの出番はなくなってきました。


最近「貯金は美徳ではない」と聞こえます。

私は今では

100円以下の硬貨を貯めることはやめましたが、500円硬貨は貯金箱に入れることがあります。

美徳を云々するような額ではないです・・・ネ。


スタートカメラのフイルム


関門国道トンネル(スタートカメラにて…1958年5月ころ)


コメント

このブログの人気の投稿

八幡の高炉が消えるそうですね

2024年の大晦日

若松・高塔山のアジサイはまだまだでした